藕花
藕花
名詞
標準
文例 · 用例
放翁詩話 (一) 呉幾先嘗て言ふ、参寥の詩に五月臨平山下路、藕花無数満汀洲と云へるも、五月は荷花の盛時に非ず、無数満汀洲と云ふは当らず、と。
— その七 ――放翁詩話三十章―― 『放翁鑑賞』 青空文庫
われわれは市ヶ|谷外濠の埋立工事を見て、いかにするとも将来の新美観を予測することの出来ない限り、愛惜の情は自ら人をしてこの堀に藕花の馥郁とした昔を思わしめる。
— 一名 東京散策記 『日和下駄』 青空文庫
藕花の的歴たるに似たり。
— 断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 『断腸亭日乗』 青空文庫
六月の末大沼枕山は少壮の詩家両三人と相謀って不忍池の一酒亭に星巌を招待して藕花を賞した。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫