目角
めかど
名詞
標準
corner of one's eye
文例 · 用例
家のような貧乏たれに市の学校へやって、また上から目角に取られて等級でもあげられたら困らやの。
— 黒島傳治 『電報』 青空文庫
そして時々涙のにじみ出る目角を、指頭で拭っていたが、終いにそこを立って暗い段梯子の方へ行った。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
そうして冬になってから、いくらか肉がついて来たが、目角などにはまだ曇みのとれない妻の顔を眺めた。
— 徳田秋声 『爛』 青空文庫
次女おみきさんは岩川氏|友弥さんを壻に取って、本町一丁目角にエム矢川写真所を開いている。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
かような手続の前後にまで目角を立てられる教育家の不心得の方がよほど怪しからん事かと存じます。
— 与謝野晶子 『離婚について』 青空文庫
丁度、飯後、Aは明日どうしてもかえると云い、自分はもう少し居たいと云って居た処なので、Aは妙に目角を立て「此部屋だけの金を払って居るんだから動く必要はない。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
若し醇粋な人性を保留して居る彼等に、羞耻の道徳を説いて聞かせたなら、彼等は目角を立てて怒るだらう、そして云ふだらう、「大自然の心を知らない、堕落した人間の余計な僻みだ」と。
— 與謝野寛 『南洋館』 青空文庫
それで一寸したことにも目角を立てゝ当り散らすと云ふ訳なのだ……。
— 葛西善蔵 『呪はれた手』 青空文庫
作例 · 標準
彼は目角でちらりと私を見て、すぐに視線を逸らした。
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目角に涙が溜まっているのが見えたが、彼は平気なふりをした。
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目角で子供たちの様子を確認しながら、料理を続けた。
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