狂癲
きょうてん
名詞
標準
文例 · 用例
あのままで行くと狂癲にでもなるんではないかとふと西山は思った。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
(通例の欝憂も皆此理なるべし)其押へる度甚しければ所謂狂癲となり、狂癲の極は即ち自殺するに至るべし。
— 正岡子規 『読書弁』 青空文庫
されば如何に癇癖の人なりとて心に少しも不満足なければ狂癲となり、あるは自殺することなかるべし。
— 正岡子規 『読書弁』 青空文庫
上司から来た調書によれば、元来汝には、時折り狂癲の発作があるよしが認めてある。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
……きょうもこれへ伺うまでは、宮中にいたのですが、人々の狂癲ぶりをみるにつけ、あさましいとも嘆かわしいとも、いいようがありません」「そして、主上のご動座は、今夕ですか」「ええ、お密かに、御車で皇居を出られ、途中で輿にお乗り換えあって、叡山へ、というお手順とか。
— 湊川帖 『私本太平記』 青空文庫