秋月
しゅうげつ
名詞頻度ランク #29617 · 青空 231 例
標準
autumn moon
文例 · 用例
このあたりは河水東西に流れて両岸の地もまた幽寂空疎なれば、三秋月を賞するのところとして最も可なり。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
今の何々八景といふのは、白石手簡に八景のはじめは宋人か元人かにて宋復古と申す畫工云々とあるが、それは夢溪筆談に出てゐる度支員外郎|宋迪の事で、平沙落雁、遠浦歸帆、山中晴嵐、江天暮雪、洞庭秋月、瀟湘夜雨、煙寺晩鐘、漁村夕照、之を八景といつて得意の畫であつたといふのである。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
それがいはゆる近江八景のはじまりだが、白石でさへ、好い景色は何も八景には限らないことだのに、景としては夜雨、秋月、歸帆、落雁ならぬはないのは餘り不雅なことである、と厭はしく思つてゐる。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
宵の大津をただふらふら歩き廻り、酒もあちこちで、かなり飲んだ様子で、同夜八時頃、大津駅前、秋月旅館の玄関先に泥酔の姿で現われる。
— 太宰治 『犯人』 青空文庫
支那の寒山という慾無しを自慢の清僧ですら、吾心似秋月などゝ恬淡そうな句を詠み放しだけでよさそうなものを、未練らしく巌壁に書きつけている。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
「あなたは何人です」「私の姓は、伍で、名は秋月といいます」「どうした方です」「ほんとうを申しますと、私はこの旅館の東側に葬られておる者でございます、私は十五の時亡くなっておる者でございますが、それから三十年して、あなたにかたづくという宿縁がございます」 王は不思議な女の言葉に耳を傾けて聞いていた。
— 田中貢太郎 『蘇生』 青空文庫
王は家にいたが秋月に逢いたくなったので、また船を雇うて南へくだり、かの鎮江の旅館へ往った。
— 田中貢太郎 『蘇生』 青空文庫
王は秋月ではないかと思って声をかけようとしたが、それは秋月とは違った年老った女であった。
— 田中貢太郎 『蘇生』 青空文庫
作例 · 標準
澄み切った空に浮かぶ秋月が、里山を優しく照らしていた。
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秋月を眺めながら、昔の友を偲んだ。
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この絵は、満ち足りた秋月を背景に描かれたものだ。
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ウィキペディア曖昧さ回避
秋月、龝月、穐月(あきづき)
地名・城名
人名
その他
- 秋月型駆逐艦 — 大日本帝国海軍の駆逐艦。
- 秋月 (駆逐艦)
- あきづき型護衛艦 (初代) — 海上自衛隊の護衛艦。
- あきづき (護衛艦・初代)
- あきづき型護衛艦 (2代) — 海上自衛隊の護衛艦。
- あきづき (護衛艦・2代)
- 秋月電子通商 — 電子部品販売店。
- 秋月(T012) — 安原製作所のコンパクトカメラ。
- アキヅキ — A.B.C-Zのアルバム「Going with Zephyr」収録曲。
出典: 秋月 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0