スキャッブ
スキャッブ
名詞
標準
scab (i.e. a strikebreaker)
文例 · 用例
きょう一日のスキャッブ代金四円をこの男は夜になってどんな感情で数えるであろうかと思った。
— 宮本百合子 『電車の見えない電車通り』 青空文庫
昭和七年の争議では強制調停によってクビになった連中が、今日、あの当時からみると三円もやすくスキャッブに呼び出されている。
— 宮本百合子 『電車の見えない電車通り』 青空文庫
だが問題は相不変今度も、各種の外部市民からのスキャッブだ。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
電気局当局は争議団に対抗すべく市営のスキャッブ団を組織して電車やバスを予想外の数を運転しているらしいが、その過半数が市民からの志願者乃至義勇軍だということが問題なのである。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
なぜなら防護団や青年団やの或る者、臨時雇ルンペン、其他其他の争議スキャッブが皆「市民」の立場から発生するのだ。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
処が青年団の或る代表者は、個人の資格でスキャッブに参加するのなら好いではないかと云っているが、その個人の資格というのが取りも直さず市民の資格のことで、之が一等困りものなのだ。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
その時は軍部や警視庁の「同情」を失う時で、同時に「市民」が時を得顔に、スキャッブとして活躍出来る時だ。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
市民同盟は、補助警官、スキャッブとして、政府から重宝がられている。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
作例 · 標準
「ストライキでピケを張る労働者たちの前を、スキャッブたちが足早に通り過ぎていった」
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生活に困窮していた彼は、仲間に裏切り者と呼ばれながらもスキャッブとして働く道を選んだ。
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経営陣がスキャッブを雇って操業を強行したため、労働組合との対立はさらに激化した。
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