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積量

せきりょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
そしてまた西国の諸山と諸山に間配った自分の子どもたちの性格はおよそ山の祖神自身の性格の中に在るものであり、たとえ無かったものにしろそれは新に嚥み入れて自分の性格の複雑さを増し得た程度の積量のものであった。
岡本かの子 富士 青空文庫
デユルケムは「分業は社会の積量と密度とによつて直ちに変化する。
石川三四郎 社会的分業論 青空文庫
一方水声は足の底、山脚の毛脛の真下――と思われる辺から湧き起り、広く物を蔽いかぶせるような音、鋭く螺旋状に物をつき通す音、高低、強弱、細大、種々の階音が綯い交ざって、両側の山壁を打ち、こだまを重ね、巨大な積量の響音となって、満谷の空気を大ゆりにゆりつつ、はるかな天空さして逸出してゆく。
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫