天平宝字
てんぴょうほうじ
名詞
標準
Tenpyō-hōji era (757.8.18-765.1.7)
文例 · 用例
天平宝字六年五月になって、また美濃をはじめ、飛騨、信濃の諸国に地震があった。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
心経をよめとの詔勅 ところで、この般若の真言について想い起こすことは、今から千百八十九年の昔、すなわち天平宝字二年の八月に下し賜わった淳仁天皇の詔勅であります。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
中でも有名なのは、天平宝字二年二月、式部大輔中臣清麻呂の宅で宴会のあつた時、来会者の大伴家持らが目を山斎に属して作つた歌三首であるが、それは芸術的に見ても馬酔木の感じを立派に出してゐるものだ。
— 土田杏村 『あしびの花』 青空文庫
それから四五尺の長さにメッキリと書き詰めた漢文の上を形式ばかり眼を通して、その結末にある、大倭朝天平宝字三|年癸亥五|月於西海火国末羅潟法麻殺几駅大唐翰林学士芳九連二|女芬 識 という文字を二三度繰り返して読んで、いくらか気を落付けてから、もとの通りに巻き返して箱の横に置いた。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
本集の中、年月づけのあるもので、一番新しいのは、天平宝字三年一月の家持の歌である。
— 折口信夫 『万葉集のなり立ち』 青空文庫
又此家自久母藤原卿等乎波掛畏聖天皇御世重)]於母自)]人氏(自)門……(宣命、天平宝字三年六月十六日)の如き用語例のあつた事を示してゐる宣命、及び其前型としてあつた幾多の旧宣命並びに、弘仁・延喜以前の祝詞に現れた筈の形容詞の様子を、今一度思ひ見る必要がないだらうか。
— ――語尾「し」の発生―― 『形容詞の論』 青空文庫
厚見王は続紀に、天平勝宝元年に従五位下を授けられ、天平宝字元年に従五位上を授けられたことが記されている。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
ついで、天平元年八月皇后とならせたまい、天平宝字四年六月崩御せられた。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
作例 · 標準
恵美押勝の乱は、天平宝字年間に起こった重要な事件だ。
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天平宝字の期間は、孝謙太上天皇と淳仁天皇が並立していた時期と重なる。
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この仏像の銘文には、天平宝字七年と刻まれている。
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