顔真
がんまこと
名詞
標準
文例 · 用例
来月から千葉の中学へ行くんじゃないか」 民子は年が多いし且は意味あって僕の所へゆくであろうと思われたと気がついたか、非常に愧じ入った様子に、顔真赤にして俯向いている。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
)それは外でもない、西洋人形のキユビイさんの顔真似をする事である。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
「西山、わしにも一つキユビイさんの顔真似をして見せてくれんか。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
顔真卿の書を学ぶといっても、字を形を真似するのではない。
— 西田幾多郎 『読書』 青空文庫
併し、此が晩年の事であつて、其に先だつ、四十歳の稍、闌けた頃の筆は、顔真卿流だといふ。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
其以前に師明導の俤ある時代、又宣長の書に近い時期あることも言はれてゐるが、其ほど詳しく考へることは、却てどうかと思ふから、仙石博士の説の外輪だけ借りて、明導の書に似た時代から、稍自在を生じ、又再、顔真卿を経て、張旭・懐素を喜ぶ時期が来たのだと見るべきであらう。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
新鮮ではあるが、唐代からの二王や顔真卿の縄張りをそう遠くは離れていない。
— 高村光太郎 『黄山谷について』 青空文庫
顔真卿の影響をうけているといわれ、なるほどその趣もあるが、顔魯公よりも自由だ。
— 高村光太郎 『黄山谷について』 青空文庫