毛屑
けくず
名詞
標準
文例 · 用例
おふさは此の間手拭竿の手拭をもみ出したり、流しを洗つたり、毛屑を掃いて見たりちよい/\と手を動かして居る。
— 長塚節 『おふさ』 青空文庫
朝毎に払ふ毛布のふわ/\と舞ふ毛屑のやうな思ひがする奴等。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
『巻雲といふ名の雲は、渦巻いた羊の毛屑のやうに見えたり、空の深碧に映じて、眩く白光りする繊維のやうに見えたりする。
— STORY-BOOK OF SCIENCE 『科学の不思議』 青空文庫
その埃のなかには、どこの埃にも混っている、木綿屑や毛屑のような繊維がみえたが、二三の特徴のある毛屑も混っていないことはなかった。
— THE ECHO OF A MUTINY 『歌う白骨』 青空文庫
それはジグザグ型に曲ったこまかい毛屑で、先端が櫂の先のように平らになっているのだった。
— THE ECHO OF A MUTINY 『歌う白骨』 青空文庫