ドンファン
ドンファン異読 ドン・ファン
名詞
標準
Don Juan
文例 · 用例
そうしてそのときに池に残された弱虫のほうの雄が、今ではこの池の王者となり暴君となりドンファンとなっているのである。
— 寺田寅彦 『あひると猿』 青空文庫
一方で例のドンファンの雄鳥はと見るとなんとなく羽色がやつれたようで、首のまわりのあの美しい黒い輪も所まだらにはげちょろけているのであった。
— 寺田寅彦 『あひると猿』 青空文庫
ドンファンを気取って修行の旅に出かけて、まず手はじめにと、ひとりの小娘を、やっとの事で口説き落したが、その娘さんと別れるのが、くるしくて一生そこに住み込んで、身を固めたという笑い話。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
まず、小手しらべに田舎娘をだましてみて、女ごころというものを研究し、それからおもむろにドンファン修行に旅立とうという所存でいたのに、その田舎娘ひとりの研究に人生七十年を使ってしまったという笑い話。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
横着で、無恥で、薄情で、少し気違い染みてさえ居る千代之助は、ドンファンや、世之助のような、色魔に共通の、不思議に眼先の利く才能まで用意して居るのでした。
— 野村胡堂 『百唇の譜』 青空文庫
然し、自信満々の和製ドンファン先生もこいつはダメだろう。
— 坂口安吾 『不連続殺人事件』 青空文庫
ここでも彼がドンファンではなかったことがわかる。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
作例 · 標準
小説「ドン・ファン」の主人公は、数多くの女性と関係を持つ魅力的な男だ。
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彼はまるでドン・ファンのように、女性を口説くのが得意だ。
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オペラのドン・ジョバンニは、ドン・ファン伝説に基づいている。
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標準
womanizer
作例 · 標準
あの会社の社長は、かなりのドンファンだと噂されている。
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「彼は昔はドンファンだったけど、結婚してからは落ち着いたよ」と友人が言った。
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彼女はドンファンに引っかからないよう、男性を見る目を持っている。
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ウィキペディア曖昧さ回避
ドンファン、ドンフアン
人名
- ドン・ファン (Don Juan) — スペイン語圏の男性名。ドンは尊称。
- ドン・ファン (Don Juan) — 17世紀スペインの伝説上の人物。ドン・フアン・テノーリオ (Don Juan Tenorio)。
- ドン・フアン・デ・アウストリア (Don Juan de Austria) — スペイン王家の庶子で、軍人。
- ドン・フアン・マトゥス (Don Juan Matus) — カルロス・カスタネダの著作に登場するインディアン。架空の人物ともされる。en:Don Juan Matus を参照。
- ドンファン — ハングル圏の男性名。
- ドンファン (プロゴルファー) — 韓国出身のプロゴルファー。
- キム・ドンファン — 韓国出身のプロアイスホッケー選手。
作品
- ドン・ジュアン (戯曲) — モリエールの戯曲。1665年発表。
- ドン・ジョヴァンニ — モーツァルトの作曲したオペラ・ブッファ。1787年発表。
- 「ドン・ジョヴァンニ」の回想 — フランツ・リストの作曲(編曲)したピアノ曲。
- ドン・ファン (1926年の映画) — ジョン・バリモア主演のアメリカ映画。
- ドンファン (1934年の映画) — ダグラス・フェアバンクス主演のイギリス映画。
- ドン・ファンの冒険 — エロール・フリン主演のアメリカ映画。1948年。
- ドンファン (1973年の映画) — ブリジット・バルドー主演のフランス映画。
- ドンファン (1995年の映画) — ジョニー・デップ主演のアメリカ映画。
- ドン・ファン (交響詩) — リヒャルト・シュトラウス作曲の交響詩。
- 若きドン・ジュアンの冒険 — アポリネールの文学作品。1911年。
出典: ドンファン — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0