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悪戯好き

いたずらずき
形容動詞
1
標準
文例 · 用例
いつまでもいつまでも先生の膝下にお導きを承りたく願っていたわたしではありましたが、悪戯好きな運命の神さまは辛い永久の別れを命ずるのでございます。
佐左木俊郎 錯覚の拷問室 青空文庫
それは悪戯好きな運命が喜平をそこに連れ出したにもよることだが、いくら運命の連れ出しがあつたところで、喜平にそれを掴むだけの力がなかつたなら、どうすることもできなかつたはずである。
薄田泣菫 小壺狩 青空文庫
鴉と府知事5・4(夕) 悪戯好きのある男が弾機仕掛の玩具の蛇を麦酒瓶に入れて、胡桃の栓をしたまゝ瓶を庭先に投り出しておいた。
大正五(一九一六)年 茶話 青空文庫
悪戯好きの男は不思議に思つて、鴉を解剖してみると、心臓が破裂してゐたさうだ。
大正五(一九一六)年 茶話 青空文庫
口の軽い、悪戯好きの彼等は、どうかすると晴の場所でもそんな事を素破抜かぬとも限らないので、派手好き、宴会好きの成金も、この輩の顔を見ると、そこそこに逃げ出してしまふ。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
悪戯好きな男は先刻の縄を取り上げて見せた。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
悪戯好きな桜島は、相手が老人だからと言つて少しも容捨はしないだらう。
大正七(一九一八)年 茶話 青空文庫
その頃は食事の時に主人も客も食べ残りの骨を卓子の下に打拾らかしておく習慣があつたので、悪戯好きのカアネ親子は、目ざとい詩人に気づかれぬやうに、自分達の皿の骨は言ふまでもなく、他のお客のをまで、そつくりその儘そつとダンテの足もとに捨てておいた。
大正七(一九一八)年 茶話 青空文庫