貫木
かんぎ
名詞
標準
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文例 · 用例
ようよう貫木をはずす音がして、門があいた。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
木戸をも閉めよ、貫木をも鎖せ、掛矢で飛込んでも逢いたい。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
やう/\貫木をはづす音がして、門があいた。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
駿介はかねて山から伐り出しておいた材木をもつて、苗床の周圍に立てる柱と、この柱を横に貫く貫木とを作つた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
柱と貫木とをもつて、苗床の床框が成るわけだつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
つまり、一本の柱、貫木にもだよ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
前夜の睡眠中に捲かれておいた弾条が、毎朝一分も違わぬ時刻に――目醒めると動き出して、何時には、貫木の下から仏間の入口にかけて二回往復し、それから四分ほど過ぎると、土間の右から数えて五番目の踏板から下に降りて、そこの土の窪みだけを踏み、揚戸を開きにゆくといった具合に……。
— 小栗虫太郎 『白蟻』 青空文庫
そして、全体が漆のような光を帯び、天井などは貫木も板も、判らぬほどに煤けてしまっていて、どこをのぞいてみても、朽木の匂いがぷんぷん香ってくるのだった。
— 小栗虫太郎 『白蟻』 青空文庫
作例 · 標準
「お主、だいぶ稼いだようだな。脇に積まれた貫木の山がそれを物語っておるわ」
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市場の喧騒の中、両替商が貫木を使って手際よく銀の重さを量り、取引を次々と捌いていく。
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勘定奉行の机の上には、領地ごとの税収を記録するための貫木が、種類ごとに整然と並べられていた。
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