図会
ずえ
名詞
標準
collection of pictures
文例 · 用例
太田道灌の「富士の高根を軒端にぞ見る」という歌は、余りに言い古されているとしても、江戸から富士を切り捨てた絵本や、錦絵や、名所|図会が、いまだかつて存在したであろうか。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
その晩、家へ帰って東海道名所図会を繰ってみると、三州池鯉鮒の宿のくだりに知立の神社のことが詳しく記されて「蝮蛇除の神札は別当松智院社人よりこれを出だす。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
往時普門院といふ寺の鐘この淵に沈みたればこの名ありとは江戸名所図会にも載せたる伝説ながら、けだし恐らくは信ずるに足らざるの談ならん。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
これは江戸名所図会にも載っている、あれの直接の後裔であるかどうかは知らないがともかくも昔の江戸の姿をしのばせる格好の目標であった。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
むかしの名所図会や風景画を見た人はみな承知であろうが、大抵の温泉宿は茅葺屋根であった。
— 岡本綺堂 『温泉雑記』 青空文庫
もつとも、この安寿厨子王津軽人説は、和漢三才図会の岩城山権現の条にも出てゐる。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
三才図会は漢文で少し読みにくいが、「相伝ふ、昔、当国(津軽)の領主、岩城判官正氏といふ者あり。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
『本草綱目』虫部や『和漢三才図会』巻四十にも引かれ、わが国の河童だろうという人多いが確かならぬ。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の名所図会を眺めながら、かつての東京の街並みに思いを馳せる。
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この図会には当時の風俗や人々の活気ある暮らしぶりが詳細に描かれている。
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古本屋で見つけたボロボロの図会だが、資料的価値は非常に高いものだった。
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