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言い知れぬ

いいしれぬ
連体詞
1
標準
indescribable
文例 · 用例
だが彼が帰化を決心し、日本の土となることを覚悟した時、言い知れぬ寂しさとやるせなさが、心の底にうずつき迫るのを感じたであろう。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
私たち、言い知れぬ恐怖に、強く強く抱き合ったまま、身じろぎもせず、そのお庭の葉桜の奥から聞えて来る不思議なマアチに耳をすまして居りました。
太宰治 葉桜と魔笛 青空文庫
こうした雲の変化ほど見る人の心に言い知れぬ深い感情を喚び起こすものはない。
梶井基次郎 蒼穹 青空文庫
その闇のなかへ同じような絶望的な順序で消えてゆく私自身を想像し、言い知れぬ恐怖と情熱を覚えたのである。
梶井基次郎 蒼穹 青空文庫
あの単調な謡いの節の一つ一つに言い知れぬ芸術的の魅力を含んでいる事がわかる。
夢野久作 能ぎらい/能好き/能という名前 青空文庫
弓を構えて、矢を打ち番えて、引き絞って、的に中った音を聞いてから、静かに息を抜くまでの刹那刹那に、言い知れぬ崇高な精神の緊張が、全身に均衡を取って、充実して、正しい、美しい、かつ無限の高速度をもった霊的リズムの裡に、変化し推移して行く事を、自分自身に感ずるであろう。
夢野久作 能ぎらい/能好き/能という名前 青空文庫
千軍万馬を往来した将軍の風格、狂瀾怒涛に慣れた老船頭の態度等に現わるる、犯すべからざる姿態の均整と威厳は、見る人々に言い知れぬ美感と崇高感を与える。
夢野久作 能ぎらい/能好き/能という名前 青空文庫
主人翁に見送られて門を出て自動車に乗ると、さすがに主人翁の言い知れぬ平民的な好意ぶりに感謝する気になった。
夢野久作 お茶の湯満腹談 青空文庫
作例 · 標準
山頂から見下ろす雲海の景色は、まさに言い知れぬ美しさだった。
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その絵画は、見る者の心を捉えて離さない言い知れぬ魅力を秘めている。
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長年の努力が報われた時、彼は言い知れぬ喜びを感じた。
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深い森の中で道に迷った時、言い知れぬ不安に襲われた。
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言い知れぬ(いいしれぬ) — 幻辞.com