世話女房
せわにょうぼう
名詞
標準
perfectly dedicated wife
文例 · 用例
「なかなか世話女房だぞ、ともちゃんは」 相手の客がそういう位でその場はそれなりになる。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
従来の滝の白糸は、まさにその放逸を縛し、その奇骨を挫ぎて、世話女房のお友とならざるを得ざるべきなり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
九夏三伏の暑熱にも怯げず土佐炭|紅は魚屋の御用聞きなどを呼入れて、世話女房の酌で一杯やるといつた無事な日常、世人も羨む位であつた。
— 幸田露伴 『名工出世譚』 青空文庫
お道さんは、半襟の掛った縞の着ものに、前垂掛、昼夜帯、若い世話女房といった形で、その髪のいい、垢抜のした白い顔を、神妙に俯向いて、麁末な椅子に掛けて、卓子に凭掛って、足袋を繕っていましたよ、紺足袋を……(鋳掛……錠前の直し。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
如何なる恋女房も恬淡で事務的な世話女房として見出して来る筈である。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
」 と往来で釦をはずすと――(いま買ものをするのを待つと云った)――この男の従姉だという、雪国の雪で育った、色の抜けるほど白い、すっきりとした世話女房、町で老舗の紅屋の内儀……お悦という御新姐が、「段々降って来るのに――勝手になさい。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
感じの悪い容貌でもありませんでしたから、やきもち焼きのほうを世話女房にして置いて、そこへはおりおり通って行ったころにはおもしろい相手でしたよ。
— 帚木 『源氏物語』 青空文庫
そしてせっせせっせと世話女房らしく切り回す事に興味をつないでみた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
作例 · 標準
彼は家事から家計の管理まで完璧にこなす世話女房を心から頼りにしている。
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昔ながらの世話女房もいいけれど、今は互いに自立した関係を望む人が多い。
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「君みたいな世話女房がいて羨ましいよ」と独身の友人に冷やかされた。
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