通名
つうめい
名詞
標準
name one goes by
文例 · 用例
序にもう一つ通名があって、それは横笛である。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
(先輩というのは、実は○○先生なのだが、○○先生は、小説や随筆にお名前を出されるのを、かねがねとてもいやがって居られるので、わざと先輩という失礼な普通名詞を使用するのである。
— 太宰治 『帰去来』 青空文庫
その裏に太田正雄さん、文壇での通名木下杢太郎さんがこの本の装釘をして下すったと云うことわりがきがドイツ文で書き入れてあるが、あれも文芸委員会の文句を入れるに極まってから、その紙の裏が白くなるので、それを避けるために、思い立って入れた。
— 森鴎外 『訳本ファウストについて』 青空文庫
生れてから七転びで一起もなし、そこで通名をこけ勘という夜なし。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
)――こいつを云ひ換へて、この哲学的試業といふ言葉の代りに、芸術的試業、称び換へて――君よ、感傷家よ、天上のオリオン座を仰げよ、美に至る真理の道を探究せんがための方法の通説、並びにその方法の試業として……さあ、其処へ君の勝手な普通名詞を挿入したまへ、ロマンとも、ドラマとも、またエツセイとも――。
— 牧野信一 『卓上演説』 青空文庫
」「英雄と称ふ普通名詞があるんで弱る。
— 牧野信一 『父を売る子』 青空文庫
仏蘭西語でシヤルパンチエーといふのは、天にも地にも自分一人のために拵へられた固有名詞で、普通名詞として燕のやうな紺の法被を着た大工を呼ぶなどは、以ての外だと思つてゐるのだ。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
仮りにそれとして結句ばかりを評すれば「深沢の池」とばかりにては固有名詞か普通名詞かそれも判然せず、気ぬけのしたるやうに思はる。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
作例 · 標準
日本で長く暮らす外国籍の知人は、仕事や近所付き合いでは本名の代わりに通名を使用している。
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彼は役所での公的な手続きだけでなく、作家としての活動名も長年通名で通している。
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銀行口座の開設にあたり、通名が併記された住民票の写しを提出して本人確認の手続きを進めた。
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ウィキペディア
通名(つうめい)とは、在日本の外国籍住民(外国人住民)が日本の役所に申請登録することで実名 でないものの、法的効力を持つ名。英語では「Legal alias」であり、法的別名、法的通称、(法的)通称名ともいう。日本の法規等では「通称」と記している。登録行為は「通称記載」と言われる。
出典: 通名 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0