顔人
かおにん
名詞
標準
文例 · 用例
その朝顔、入谷なるを本場とし、丸新、入又、植惣なんど、黎明より客足しげく、昔ながらの朝顔人形、どこまでも江戸ッ児は芝居気があっておかしい。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
紅紫とりどりの花の色は全く目の覚める美しさ、ほかに一斗入りの大瓢箪や朝顔人形の見世物もできて大繁昌。
— 山本笑月 『明治世相百話』 青空文庫
或は又、往昔衆道の盛んでございました時分、好き者達が、馴染の色若衆の似顔人形を刻ませて、日夜愛撫したという、あの奇態な事実を御存知でいらっしゃいましょうか。
— 江戸川乱歩 『人でなしの恋』 青空文庫
「僕の似顔人形を作って、おどかそうなんて」 如何にも、トランクの中の人物は、赤松警視総監の似顔人形であった。
— 江戸川乱歩 『猟奇の果』 青空文庫
人氣女優、藝者、力士の似顏人形もどうにか説明した。
— 土井八枝 『隨筆 藪柑子』 青空文庫