秦王
しんおう
名詞
標準
文例 · 用例
戦国の世によくある慣いで父将軍はちょっとした落度をたてに政敵から讒言を構えられ秦王の誅を受けた。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
天の成せる麗質は蕾のままで外へ匂い透り行末希代の名花に咲き誇るだろうと人々に予感を与えている噂を秦王に聞かせるものがあった。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
三吾太祖の意を知るや、何ぞ言無からん、乃ち曰く、若し燕王を立て給わば秦王晋王を何の地に置き給わんと。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
秦王||宜しく大位に登るべしとは詔を遺されたるなるべし。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
あるいは伍子胥となって己が眼を抉らしめ、あるいは藺相如となって秦王を叱し、あるいは太子丹となって泣いて荊軻を送った。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
州県では法律に当てはめて裁判しようとしたが、その法律がないので、しかたなしに秦王の処へ奏上すると、秦王は王道平の妻にすべきものであると言ったので、道平は女と夫婦になった。
— 田中貢太郎 『再生』 青空文庫
フレデリク大王が長大の男女を配偶して強兵を図った先駆で、大きい子を多く生みさえすれば実は誰の種でもよいという了簡、これは格外として、戦国の末わずか十年内に楚王后が生んだ黄歇の子と秦王后が生んだ呂不韋の子が楚と秦の王に立った。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
その証拠は『説苑』十二に秦と楚と軍せんとした時、秦王人を楚に遣わす、楚王人をしてこれに汝来る前に卜いしかと問わしむると、いかにも卜うたが吉とあったと答えた。
— 羊に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫