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分けつ

ぶんけつ異読 ぶんげつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞多音語
1
標準
tiller
文例 · 用例
今吾々二人は新らしき清水を汲み来り母の心を籠めた弁当を分けつつたべるのである。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
村雨又一|時はら/\と、露しげき下草を分けつゝ辿ると、藻を踏むやうな湿潤な汀がある。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
くツきりとした頸脚を長く此方へ見せた後姿で、遣水のちよろ/\と燈影に搖れて走る縁を、すら/\薄彩に刺繍の、數寄づくりの淺茅生の草を分けつゝ歩行ふ、素足の褄はづれにちらめくのが。
泉鏡太郎 淺茅生 青空文庫
」 暑さと疲労とに、少年はものも言ひあへず、纔に頷きて、筵を解きて、笹の葉の濡れたるをざわ/\と掻分けつ
泉鏡花 紫陽花 青空文庫
蝦夷石南と「ミユルツス」との路を塞げるを、押し分けつゝ攀ぢ登りて見れば、大瀑は山の絶巓より起り、削れる如き巖壁に沿ひて倒下す。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
そこを潜って、あたりを見ながら、芝生を歩って、梢の揃った若木の楓の下路を、枯れたが白銀の縁を残した、美しい小笹を分けつつ、やがて、地も笹も梢も、向うへ、たらたらと高くなる、堆い錦の褥の、ふっくりとしてしかも冷やかな、もみじの丘へ出た時であった。
泉鏡花 式部小路 青空文庫
郷校から程近い平田野といふ松原、晴れた日曜の茸狩に、この秋草の香と初茸の香とを嗅ぎ分けつつ、いとけなき自分は、其處の松蔭、此處の松蔭と探し歩いたものであつた。
石川啄木 葬列 青空文庫
郷校から程近い平田野といふ松原、晴れた日曜の茸狩に、この秋草の香と初茸の香とを嗅ぎ分けつつ、いとけなき自分は、其処の松蔭、此処の松蔭と探し歩いたものであつた。
石川啄木 葬列 青空文庫
作例 · 標準
田んぼの稲が順調に分けつを始め、根元から新しい茎が何本も生えて株が力強く広がってきた。
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小麦の収穫量を増やすためには、適切な時期に十分な肥料を与えて分けつを意図的に促す必要がある。
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記録的な冷夏の影響で稲の分けつが例年より遅れており、秋の収穫に影響が出ないか農家の人々は心配している。
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