鉄叉
かなまた
名詞
標準
metal fork (used to poke a fire)
文例 · 用例
健夫数輩、大鉄叉を執り、任意に男婦を将つて槽内に叉置し、大石を用つて之を圧搾す。
— 芥川龍之介 『鴉片』 青空文庫
Y君が紹介してくれた街の伊達者某君は、瀟洒な華奢な青年だが、恐らくは百数十名にのぼる支那人の子分たちを駆使しながら、華かなまた闇黒な巷を闊歩している。
— 豊島与志雄 『上海の渋面』 青空文庫
「その顔の色と表情を見て発する音声をきけば一目で偽りは明かだ」 とは、童貞童心の魂の底から一途に発したなんという清らかなまた確信にみちた断言ではないか。
— 道鏡童子 『安吾史譚』 青空文庫
――栗色の髪を縮らした小娘が彼を呼んでいる、なよやかなまた揶揄うような様子で……。
— JEAN CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
ジャン・ヴァルジャンはしばらくの間、そのおごそかなまたやさしい清朗の気にまったく打たれてしまった。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
作例 · 標準
「おっと、火が弱まってきたな。鉄叉で薪の隙間を広げてやろう。」
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この鉄叉は先がひん曲がってしまっていて、大きな炭がうまく掴めない。
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囲炉裏の隅に立てかけてある鉄叉は、先代からずっと使っている煤けた代物だ。
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「熱いから、炭をいじるときは必ず鉄叉を使いなさい。素手は厳禁だよ。」
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