青痣
あおあざ
名詞
標準
文例 · 用例
五つの小さな青痣――五本指でつけた痕――が、白い手首に残されていた。
— THE ADVENTURE OF THE SPECKLED BAND 『まだらのひも』 青空文庫
むっとする香りと共に、俺はぐらぐらするような気がしたが、その時、むっくりもり上って居る彼女の二の腕の肉に、烙きつけられたような、蛇のような青痣を見てしまった。
— 浜尾四郎 『彼が殺したか』 青空文庫
主人達の目を掠めて、頬骨の高い、鼻の低いおでこに青痣のついた小僧ゴーリキイは皆の留守の間に、或は夜、窓際で月の光で読もうとした。
— ――幼年時代・少年時代・青年時代―― 『マクシム・ゴーリキイの伝記』 青空文庫
そのかわり、夢中になって、じぶんの腕をつねっていたので、そこんところに大きな青痣ができましたわ。
— 月光曲 『キャラコさん』 青空文庫
そんなところへ青痣をつけて、どうしてのめのめ日本へ帰られるものか。
— アルプスの潜水夫 ――モンブラン登山の巻 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
村人のうちには、歯のかけた者、肋骨の折れた者、瘤や青痣ができた者があるばかりで、大した害も被っていなかった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
「親方なもんか、これや青痣の吉公ッて奴だ。
— 大倉※子 『鳩つかひ』 青空文庫
唖の権と青痣の吉公を刑事等に任かせ、赤星は一人で何処へか行ってしまった。
— 大倉※子 『鳩つかひ』 青空文庫