矛先
ほこさき
名詞頻度ランク #25030 · 青空 8 例
標準
point of a spear
文例 · 用例
「やあ、奥さん」と矛先は、そちらに転じて、「手数をかけるなあ。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
王は、上で滑ってこの槍につかまったかと思うと、彼方の槍の根元に転げかかり、七転八倒するうちに何時まで経っても届かない餌物に気を苛立てた鷹は、槍の矛先を狙うのをやめて、さんざんばらばらにあがき出した。
— 宮本百合子 『古き小画』 青空文庫
魔性の手が脅威の矛先を向ける。
— ――黙子覚書―― 『夢は呼び交す』 青空文庫
そうこうするうち、全知に近い存在となった大いなる種族の矛先は、他の惑星の精神との交換を確立しその過去と未来の探査に赴くことへと転じた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『時間からの影』 青空文庫
」 田沼先生は、とうとうまた自分たちに矛先が向いて来たらしい、と思ったが、もう逃げるわけにいかなかった。
— 第五部 『次郎物語』 青空文庫
分りますか、トリガーセン」 良識の矛先がトリガーセンに突き刺さり、不安げに笑った。
— TREGARTHEN'S WIFE 『トリガーセンの妻』 青空文庫
人民生活のごまかしようのない逼迫は、あらゆる女性の問題を、むき出しに社会問題として、半封建の特権者によって行われているファシズムへの傾きをもつきょうの政治の破綻としてわたしたちの毎日にほこさきを出しているのである。
— 宮本百合子 『あとがき(『宮本百合子選集』第十五巻)』 青空文庫
邊塞遠く雲分けて瘴烟蠻雨ものすごき不毛の郷に攻め入れば暗し瀘水の夜半の月、妙算世にも比なき智仁を兼ぬるほこさきに南夷いくたび驚きて君を崇めし「神なり」と。
— 土井晩翠 『天地有情』 青空文庫
作例 · 標準
騎士は、敵に突撃する前に、愛用の槍の「矛先」を研いだ。
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古代の戦場跡から、折れた「矛先」がたくさん見つかった。
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猟師は、動物を仕留めるために、特別に硬く作られた「矛先」を持つ槍を使用した。
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標準
focus (of one's attack, criticism, etc.)
作例 · 標準
記者会見で、政府の政策に対する「矛先」が集中した。
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彼の失言が、次第に世論の「矛先」を自分自身に向けさせてしまった。
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「君の指摘した問題こそ、我々が解決すべき「矛先」だ!」とリーダーはチームに鼓舞した。
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標準
force (of an argument)
作例 · 標準
その弁護士は、巧みな言葉遣いで、相手の主張の「矛先」を鈍らせた。
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彼の提示したデータは、会議での議論に強力な「矛先」を与えた。
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「そんな弱気な意見では、我々の計画の「矛先」が失われてしまうぞ!」と彼は熱弁した。
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