爬
爬
名詞
標準
文例 · 用例
人間の夢の中に、蛇や蜥蜴やの爬蟲類が、最も普通にしばしば現はれるのは、フロイドの言ふ如く性慾の表象でなく、おそらく人類の發生期に於て、それらの巨怪な爬蟲類が地球上に繁盛し、憐れな頼りない弱者であつた我等の先祖を、絶えず脅かしてゐた爲であらう。
— 萩原朔太郎 『夢』 青空文庫
薄闇の濕地にかげをひいてぞくぞくと這へる羊齒植物 爬蟲類蛇 とかげ ゐもり 蛙 さんしようをの類。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
露営地の外では、細長い爬行動物――この谷の主――東俣の川――が、蜿ねりながら太古の森林の、腐れ香に噎んで、どこまで這って行くことであろう。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
爬虫類の感じですね。
— 太宰治 『小さいアルバム』 青空文庫
これがつまり私たち爬虫類の愛情の表現の仕方なのさ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
どうもね、爬虫類だからね、蛇の親類なんだからね、信用のないのも無理がねえよ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
やはりこれも、爬虫類共通の宿命なのであらうか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
これがつまり私たち爬蟲類の愛情の表現の仕方なのさ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫