挑み掛かる
いどみかかる
動詞
標準
文例 · 用例
55=密室 敬四郎今度は右門の去った後を覗くと、56=おふみの室 おふみに挑みかかる覆面の太郎左衛門、小柄で額を切られてアッとのけぞる。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
55=密室 敬四郎今度は右門の去った後を覗くと、56=おふみの室 おふみに挑みかかる覆面の太郎左衛門、小柄で額を切られてアッとのけぞる。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
そしてその想いの激しさは久しぶりに甦った嫉妬の激しさであろうか、放心したような寺田の表情の中で、眼だけは挑みかかるようにギラついていた。
— 織田作之助 『競馬』 青空文庫
あっ、四方から挑みかかる、躍りかかる、 無慙――女獣は引っ裂かれたのだ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
が、次の瞬間、挑みかかる激情の光に急変すると、彼は立ち上って訶和郎の死体を毛皮のままに抱きかかえた。
— 横光利一 『日輪』 青空文庫
彼は戸を閉めると挑みかかるような調子で私の前に立ちはだかった。
— 金史良 『光の中に』 青空文庫
と、背後では三つの敵意が挑みかかる。
— 原民喜 『背後』 青空文庫
江戸にはこうした無頼武士がはびこって、相手が弱いと見ると、何かにつけて言いがかりをつけ、金銭をゆするはおろか時によると、剣を抜いて、挑みかかることもある故、気をつけるがいいと、いわれていたが、早くも、かような羽目に落ちて、どうさばきをつけたらよいか、途方に暮れた。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫