茅屋
ぼうおく異読 かやや
名詞
標準
thatched cottage
文例 · 用例
此處は谷間に據る一|小村で急斜面は茅屋が段を作つて叢つて居るらしい、車を出て見ないから能くは解らないが漁村の小なる者、蜜柑が山の産物らしい。
— 国木田独歩 『湯ヶ原ゆき』 青空文庫
家の前は廣庭で麥などを乾す所だらう、廣庭の突きあたりに物置らしい屋根の低い茅屋がある。
— 国木田独歩 『湯ヶ原ゆき』 青空文庫
其日はそれで別れ、其後は互に誘ひ合つて釣に出掛て居たが、ボズさんの家は一|室しかない古い茅屋で其處へ獨でわびしげに住んで居たのである。
— 国木田独歩 『都の友へ、B生より』 青空文庫
昨日降った雪がまだ残っていて高低定まらぬ茅屋根の南の軒先からは雨滴が風に吹かれて舞うて落ちている。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
黙々とした茅屋の黒い影。
— 梶井基次郎 『温泉』 青空文庫
厚く雪を被った百姓家の茅屋根からは蒸気が濛々とあがっていた。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
茅屋根の雪は鹿子斑になった。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
雨の後など古き茅屋の棟に咲ける、おもしろからずや。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
作例 · 標準
彼は田舎にひっそりと佇む茅屋に住んでいた。
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昔話に出てくるような茅屋が、今も村に残っている。
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夏の強い日差しを茅屋の屋根が遮ってくれる。
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