捌ける
はける
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to drain
文例 · 用例
袴の捌ける音が変に耳についた。
— 梶井基次郎 『泥濘』 青空文庫
実のところ今朝から客足が思わしく無く持荷の半分も捌ける見当がつかず、いたずらに納屋で飴色の腹に段々鼠色の斑が浮いて出る沢山の鮎の姿を思い出すとうんざりした。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
家あり、妻あり、眷屬あり、いろがあつて、金持で、大阪を一のみに、停車場前を、さつ/\と、自動車、俥、歩行くのさへ電車より疾いまで、猶豫らはず、十字八方に捌ける人數を、羨しさうに視めながら、喜多八は曠野へ落ちた團栗で、とぼんとして立つて居た。
— 泉鏡太郎 『大阪まで』 青空文庫
貴方様のおみ足の上を越す者でなければ、お話のような芸当は捌けるもので御座いませぬが……とにかく私がこれから出向きまして様子を探って参いりましょう。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
裙が落ちて、畳に颯と捌けると、薄色の壁に美しく濡蔦が搦んで絵模様、水の垂りそうな濡毛を、くっきりと肱で劃って、透通るように櫛を入れる。
— 泉鏡花 『沼夫人』 青空文庫
その女たちの中でも一等|捌けるピン嬢とチョキ嬢という二人がノスタレだかオシッコだかわかりませんが病気になっちゃったんで、とりあえずの埋め合わせに聖路易の支那料理屋に居たというチイチイっていうのとフイフイっていうのと二人の別嬪が手助けに来たんでげす。
— 夢の久作(夢野久作) 『人間腸詰』 青空文庫
東京の金魚屋は殆んど全滅してるので、金魚を育てて売り出せば、如何に高価でも多量でも充分に捌ける。
— ――近代説話―― 『崖下の池』 青空文庫
感情のモツレというようなものは、どんなに理に勝った人でも、理だけで捌けるものではないのである。
— 坂口安吾 『我が人生観』 青空文庫
作例 · 標準
台風の後、グラウンドの水がなかなか捌けない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
このポンプを使えば、プールの水はあっという間に捌けるだろう。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
地下室に溜まった水を捌けるように、排水溝を清掃した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
to sell well
作例 · 標準
セール期間中、人気商品はすぐに捌けてしまった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この季節になると、防寒具がよく捌ける。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
イベント限定品は、予想以上の速さで捌けて、追加で並び直す人が続出した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
to exit the stage
作例 · 標準
舞台の袖に捌ける直前まで、彼は役になりきっていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
役者が捌けた後、会場は大きな拍手で包まれた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
観客は、主人公が舞台の右手に捌けるのを見送った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash