分別盛り
ふんべつざかり
名詞-の形容詞形容動詞名詞
標準
having reached the age of wisdom
文例 · 用例
そうして、今回の津浪の時に働き盛り分別盛りであった当該地方の人々も同様である。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
分別盛りの好い年をして、という顔色の尋常ならぬに得右衛門は打笑い、「其方もいけ年を仕ってやくな。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
美髯を貯え、ネクタイピンを閃かした老年の紳士が立ち上って来て礼儀正しく、むす子に低声で何か真面目な打合せをすると、むす子は一ぱしの分別盛りの男のように、熟考して簡潔に返事を与えた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
五十に近い分別盛りの相州さまが、まだ十八歳の将軍家に、おだやかにさとされて一言も無いといふ図はなんともうれしく有難く、いま思つてもこの胸がせいせい致します。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
それに引代へて私の家は、両親共四十の坂を越した分別盛り、(叔父は三十位であつた。
— 石川啄木 『刑余の叔父』 青空文庫
村長は四十|何歳という分別盛りの男で村には非常な信用があり財産もあり、校長は何時もこの人を相談相手にしているのである。
— 国木田独歩 『富岡先生』 青空文庫
一家の主人で分別盛りの七兵衛は、単にそれだけの出来事で、その怪談を一途に信じるわけにいかなかった。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫
ここらでも人に知られた近江屋七兵衛、四十二歳の分別盛りの男が、いかにわが子恋しさに眼が眩んだといいながら、十七八の小女にまんまと一杯食わされたかと思うと、七兵衛も我ながら腹が立つやら、ばかばかしいやらで、しばらくは開いた口が塞がらなかった。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫
作例 · 標準
彼はもう分別盛りの年齢なのだから、もう少し後先を考えて行動してほしいものだ。
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分別盛りを過ぎてもなお、少年のように目を輝かせて昆虫採集に熱中している教授がいる。
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四十代という分別盛りに達し、彼女は自分のキャリアと家庭のバランスについて深く考えるようになった。
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