洋物
ようもの
名詞
標準
Western goods
文例 · 用例
時計屋だの洋物店の硝子窓を子供のようにのぞいて歩いた。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
なんの映画であったか忘れたが東洋物の場面の間に、毒蛇とマングースとの命がけの争闘を写したものをはさんだのがあった。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
× × 牛込館のお客様は、西洋物の見物だけに上品でおとなしい。
— 映画館めぐり(十) 『牛込館』 青空文庫
よく若林と自動車で浅草へ乗り出し、電気館の洋物、土屋という弁士で人気を呼んでいるオペラ館の新派悲劇、けれんの達者な松竹座の福円などを見たものだったが、そのころ浅草を風靡しているものに安来節もあった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
いずれは明治初期の早急な洋物輸入熱の名残りであろう。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
之れも初めて神田小川町の、とある洋物店より我が撰目に入りて購ひ取られたる時は、目も鮮やかなるコゲ茶色の仲々に目ざましき一物なりき。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
彼は水戸の或通りへ近く洋物店を開く計畫を成就した。
— 長塚節 『商機』 青空文庫
廿四といふ今漸く彼を信じてくれる人が出來て或事情から閉店した洋物店を見つけてくれた。
— 長塚節 『商機』 青空文庫