幻辞.com

主要動

しゅようどう
名詞
1
標準
principal movement (of an earthquake)
文例 · 用例
多分その前に来たはずの弱い初期微動を気が付かずに直ちに主要動を感じたのだろうという気がして、それにしても妙に短週期の振動だと思っているうちにいよいよ本当の主要動が急激に襲って来た。
寺田寅彦 震災日記より 青空文庫
主要動が始まってびっくりしてから数秒後に一時振動が衰え、この分では大した事もないと思う頃にもう一度急激な、最初にも増した烈しい波が来て、二度目にびっくりさせられたが、それからは次第に減衰して長週期の波ばかりになった。
寺田寅彦 震災日記より 青空文庫
同じ食卓にいた人々は大抵最初の最大主要動で吾勝ちに立上がって出口の方へ駆出して行ったが、自分等の筋向いにいた中年の夫婦はその時はまだ立たなかった。
寺田寅彦 震災日記より 青空文庫
地震だなと思うと、すぐにその初期微動の長さの秒数を数えたり、主要動が始まればその方向や週期や振幅を出来るだけ確実に認識しようとする努力が先に立つ。
寺田寅彦 家庭の人へ 青空文庫
初期微動があまり激しかったのでそれが主要動であると思っているうちに本当の主要動がやって来たときは少しはびっくりしない訳に行かなかった。
寺田寅彦 家庭の人へ 青空文庫
振動週期の短い主要動の始めの部分に次いでやって来る緩慢な波動が明らかにからだに感ぜられるのでも、この地震があまり小さなものではないと思われた。
寺田寅彦 断水の日 青空文庫
6.アダム・スミスが事の根本即ち利己主義を摘出し來つて、而して「凡ての人間行爲特に實業的又國民經濟的特性を有するそれは、恰もその主要動機が專ら利己主義にあるかの如くに觀察し得る」と云つた樣にその假説を定義したのは實に手に入つたものと云ふの外はない。
關口存男 新獨逸語文法教程解説 青空文庫
初期微動と主要動との區別 つぎに、最初の一瞬間の感覺によつて地震の大小強弱を判斷する事について述べて見たい。
今村明恒 地震の話 青空文庫
作例 · 標準
地震が発生した際、ガタガタという初期微動に続いて、横に大きく揺れる主要動が襲ってきた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
主要動があまりに激しかったので、慌てて丈夫なテーブルの下に潜り込み、揺れが収まるのを待った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
気象台が記録した主要動の波形のデータを解析することで、正確なマグニチュードが算出される。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア

主要動(しゅようどう)とは、地震における中盤の大規模な地震動のこと。地震波のS波と表面波(レイリー波・ラブ波)によって引き起こされる揺れのことである。また、主要動が到達するまでの間は、P波のみによる振動が継続し、その地震動は初期微動という。

出典: 主要動 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0