三の丸
さんのまる
名詞
標準
outermost region of the castle
文例 · 用例
私の申すことが、少しなりともお分りになりましたら、あのその筋道の分らない二三の丸、本丸、太閤丸、廓内、御家中の世間へなど、もうお帰りなさいますな。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
この火に江戸城の本丸並びに二三の丸も焼けたので、将軍家綱は西の丸に避難した。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
引上げたと思うと更に梅ヶ坪城に向い二の丸三の丸まで打ち入って同じ様に火の手を挙げる。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
二十日の黎明、忠茂五千の兵をもって三の丸を攻撃した。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
三の丸を打ち破る事は出来たが、城中の戦略は十二月の時と同じく、弾丸弓矢大石の類は雨の如くである。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
日暮れた頃、城中三の丸辺から火が挙がるのを寄手見て失火であろうと推測したが、豈計らんや生木生草を焼いて、寄手の地下道をくすべて居たのであった。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
細川越中守忠利は、地白、上に紺の九曜の紋ある旗を掲げ、狸々緋の二本しないの馬印を立て、黒白段々の馬印従えた肥後守光利と共に、三の丸前門を攻撃した。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
もう此頃には、三の丸池尻門辺に、上白下黒白黒の釘貫の旗や、白い鳥毛二つ、団子の馬印が立てられて、有馬|豊氏、同忠郷の占拠を示し、三の丸田尻門辺には立花忠茂の上白下黒、黒の処に紋ある旗や、松倉重次の黒に中朱筋一つの旗が眺められた。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
作例 · 標準
江戸城の三の丸には、かつて多くの武家屋敷が立ち並んでいた。
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本丸、二の丸を通り抜け、ようやく一番外側の三の丸まで戻ってきた。
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「三の丸の石垣は、当時の土木技術の高さを今に伝えているね」
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