砲煙弾雨
ほうえんだんう
名詞
標準
the smoke of guns and a rain of bullets or shells
文例 · 用例
砲煙弾雨の中に身命を賭して敵の陣営に突撃するのもたしかに貴い日本魂であるが、○国や△国よりも強い天然の強敵に対して平生から国民一致協力して適当な科学的対策を講ずるのもまた現代にふさわしい大和魂の進化の一相として期待してしかるべきことではないかと思われる。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
その砲煙弾雨の中を一意敵に向って散開し、躍進する千変万化の姿は、男性の姿態美の中でも、最高潮した「気をつけ」の緊張美以上に超越したものの千変万化でなければならぬ。
— 夢野久作 『「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能』 青空文庫
どこで砲煙弾雨以上の火花を散らし、白兵戦以上の屍山血河の間を悠遊しているか。
— 夢野久作 『「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能』 青空文庫
それに塹壕の中には柔かそうな草が生えているし、原っぱはまるで芝生のように平かだし、砲煙弾雨だって全く芝焼位しかないし、あたい兵隊が敵に鉄砲向けているところ、ちょっと見たら、中学生の昼寝じゃないかと思ったわ」「敵の軍勢がいないんだよ」「敵がいない戦争なんてあって?
— オン・ワタナベ(渡辺温) 『兵士と女優』 青空文庫
ふだんならばともかくも、いわゆる砲煙弾雨のあいだをくぐって、まかり間違えば砲弾のお見舞を受けないとも限らない現在の我れわれに取っては、家に妖ありぐらいは余り問題にならないのであった。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
しかしその男が軍人で、さる激戦の時、砲煙弾雨を犯して戦友を救わんがために紀念として与えられた疵であると知ったら如何だろう。
— 新渡戸稲造 『イエスキリストの友誼』 青空文庫
我等は似合ひのお芋の御馳走、出し合ひで買ふじやないかと、お針の発議はたちどころに成立ちて、藤助|爺は使命を帯び、風呂敷片手に立出でたるが、やがては焼芋の砲煙弾雨に、お艶の噂も中止となりしなるべし。
— 清水紫琴 『野路の菊』 青空文庫
「ああ、父が死にかかって戦場に横たわっている時、彼テナルディエは砲煙弾雨の中に父を見いだし、肩に担って連れだしてくれた。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
作例 · 標準
兵士たちは、砲煙弾雨の中を勇敢に進撃した。
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その戦場は、まさに砲煙弾雨の地獄絵図だった。
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激しい砲煙弾雨が止んだ後、静寂が訪れた。
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