せき込む
せきこむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞
標準
to get flustered
文例 · 用例
彼れはせき込む感情を、強い事實で拂ひのけるために死體から白衣を剥いで取つた。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
」「せき込むなよ……という事も出来るし、亭主がまた髯を捻って、「先方御|親父が、府会議員とごわすれば、直接に打附って見るも手廻しが早いでごわす。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
」 私は、大二郎が突きさす洋盃を退けながら、その否を鳴らさうとせき込むのであつたが、あはてればあはてるほど言葉が支へてどぎまぎしてゐるうちに、ついグラスに口をつけてしまつた。
— 牧野信一 『心象風景(続篇)』 青空文庫
俊寛 (せき込む)しかし清盛殿の意志が三人を都へ呼び戻すにあるとしたら。
— 倉田百三 『俊寛』 青空文庫
「チェーギ堪らねえだ、籾一斤五銭でやがらあ」 又或日の如きは、高潮した興奮の中で、すっかりせき込むのだ。
— 金史良 『荷』 青空文庫
……」菜穂子はせき込むように答えた。
— 堀辰雄 『菜穂子』 青空文庫
それに先生時々せき込むと間違えて電光影裏を逆さまに春風影裏に電光をきると云うから面白い。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
雙刄の刀は、背後ぢやなくて、今度は胸に突つ立つて居たんですか」 とせき込む平次。
— 美女を洗ひ出す 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
彼の熱弁に、会場の誰もがせき込んで言葉を失った。
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突然の事態に、どうしてよいかわからず、ただせき込むばかりだった。
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怒りでせき込みながら、彼は自分の主張を繰り返した。
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