特異値
とくいち
名詞
標準
singular value
文例 · 用例
ある読者の人生経験の角度が、ある作家の人生と文学の角度とくいちがって来て、そこに共感が失われるという事実はしばしば起り得る。
— 宮本百合子 『心に疼く欲求がある』 青空文庫
コンニャク、いゝね厚く切ってピンとくいちぎって見たい……がんもどき竹輪につみれ、辛子のひりゝッとした奴に、口にふくむような酒をつかって、青々としたほうれん草のひたしか……元気を出そう。
— 林芙美子 『放浪記(初出)』 青空文庫
私は、もちっと古く遡って、もっとずっと、今日よりも新らしくと言うので、ともするとくいちがうのだが、「朱絃」は、ともかく納まった。
— 長谷川時雨 『朱絃舎浜子』 青空文庫
前穂高、明神から右手に目をやると、蝶ガ岳、常念への峰が穂高の岩とくいちがう。
— 板倉勝宣 『山と雪の日記』 青空文庫
両陛下のお椅子を前にして、電気工夫まがいの仕事をするのが、妙に周囲の空気とくいちがって見えた。
— 中谷宇吉郎 『雪今昔物語』 青空文庫
「ウウム」 と歯をかみならしつつ、そのお藤の屍体をしりめにかけこんでいった納戸と台所のわき……そこもまた血の海と化して、真正面からおどりかかられたとみえて、顔半分ガブリとくいちぎられ、目も鼻も口もなくて、無残な白骨をあらわしたお里がのけぞったまま、納戸の板戸にもたれています。
— 橘外男 『亡霊怪猫屋敷』 青空文庫
そして旗上げ当初は何もかもが順調であったが、さいごへ来ては事すべて、自分の布置や考えとくいちがってむりな戦をあえてしてきた手際のまずさに思いいたらずにいられなかった。
— 風花帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
特異値分解は、データ解析の分野で重要な数学的手法だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
画像圧縮技術には、行列の特異値が利用されていることが多い。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
大規模なデータセットから特徴を抽出するために、特異値解析が用いられる。
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