偏諱
へんき
名詞
標準
one kanji in the name of a nobleperson (with a multiple-kanji name)
文例 · 用例
稙宗は勇武絶倫の将であって、しばしば隣国と戦って大いに捷ち、将軍足利義稙より偏諱を賜うて稙宗と名乗り、奥州の探題となって東北を威服した人である。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
これは大へんききめがあった。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
けれどもぼくは、このひとをばかにしながら、この人のお菓子をたべているのは、たいへんきのどくだ)とおもいながら、やっぱりぽくぽくそれをたべていました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
兄弟の穂吉といふ梟は、そこで大へんきまり悪く思ってもぢもぢしながら頭だけはじっと垂れてゐました。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
兄弟の穂吉という梟は、そこで大へんきまり悪く思ってもじもじしながら頭だけはじっと垂れていました。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
たいへんきれいなもんですから、見るだけでたくさんです。
— 宮沢賢治 『貝の火』 青空文庫
あの途中のさびしかったことね、僕はたった一人になっていたもんだから、雲は大へんきれいだったし邪魔もあんまりなかったけれどもほんとうにさびしかったねえ、朝鮮から僕は又東の方へ西風に送られて行ったんだ。
— 宮沢賢治 『風野又三郎』 青空文庫
みんなもこっちを見たので私も大へんきまりが悪かったのです。
— 宮沢賢治 『鳥をとるやなぎ』 青空文庫
作例 · 標準
戦国時代、主君から偏諱を与えられることは武将にとって大変な名誉だった。
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彼の「信」の字は、主君である織田信長から偏諱を受けたものだと言われている。
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元服に際し、将軍家から偏諱を賜り、名を改める儀式が執り行われた。
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