御用紙
ごようし
名詞
標準
文例 · 用例
日本第一流の記者、而して御用紙國民新聞社長たる徳富猪一郎氏は、翁が露國を攻撃した點に對しては、「これ恐らくは天がトルストイ伯の口を假りて、露國の罪惡を彈劾せしめたるの言なるべし。
— 石川啄木 『トルストイ翁論文』 青空文庫
平民新聞其他日本社会主義者の言論が、外国へ反響すると言て、御用紙が神経を痛めるのは滑稽です、先日も「国民新聞」が喧しく言て居ましたが、又々「日々新聞」が鹿爪らしいことを書て居ます。
— 幸徳秋水 『筆のしづく』 青空文庫
「彼等の企図した『自由新聞』は結局社会主義の『御用紙』になってしまうということになった、かようなものは新聞紙としても同じく跛行的な経営方針を辿るもので、決して健全なものではない、私は新聞紙の資本主義的経営を是認するものであるが、新聞紙本来の使命は断じて忘れたくない。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
今日のように単一ニュース源に基いた政治支配層の御用紙となったのは無論ズット後のことで、又最近のことだが、初めはそれは正に政治的観念のラウドスピーカーであった(明治の初めの所謂「大新聞」が夫だ)。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
政府と星一派の御用紙をのぞいて、各紙とも或は雑報に、あるいは社説に、正造の廉潔を称揚せぬものはなかった。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫
私は、私の名を秘して、米国の御用紙ワシントン・ポストに、毎日のように論文を投書して、アメリカ政府の対日方策の不正を批判し、学理に立ちつつ、それを攻撃した。
— 蜷川新 『私の歩んだ道』 青空文庫
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御用紙(ごようし)とは、近世の日本において、宮中・幕府・諸藩・寺社などの命令を受けて独占的に製造・納入された高級和紙のこと。
出典: 御用紙 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0