為落とし
しおとし
名詞
標準
omission
文例 · 用例
燕はこれを聞いてなんとも言えないここちになりまして、いっそ王子の肩で寒さにこごえて死んでしまおうかとも思いながらしおしおとして御返事もしないでいますと、だれか二人王子の像の下にある露台に腰かけてひそひそ話をしているものがあります。
— 有島武郎 『燕と王子』 青空文庫
老人は今夜は決意に充ちた、しおしおとした表情になった。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
そしてシャベルの土をおとしおとししていましたが、とうとうたまらなくなって、おんおん泣き出しました。
— 鈴木三重吉 『やどなし犬』 青空文庫
許宣はしおしおとした容をしてその室へ往った。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫
それから、しおしおとして山をお下りなすった時は、もうとっぷり暮れて、雪が……霙になったろう。
— 泉鏡花 『清心庵』 青空文庫
ああよくできたこれでおれはいつ死んでもえいと、父は口によろこばしき言をいったものの、しおしおとした父の姿にはもはや死の影を宿し、人生の終焉老いの悲惨ということをつつみ得なかった。
— 伊藤左千夫 『紅黄録』 青空文庫
翌日帰って、しおしおとして、昨日は獣になったと云って悔んでいる。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
古賀は暫くしてしおしおとして出て来た。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
作例 · 標準
確認不足による重要なデータの為落としが、プロジェクトの遅延を招いた。
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「あんなに何度も確認したのに、まさかここを為落としするなんて」
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リストの最後の一行を為落とししていたせいで、集計が合わなかった。
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