船賃
ふなちん
名詞
標準
passage
文例 · 用例
その上に船賃を取らんのだ。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
「今朝、家を出る時に、急いだものですから、おあしを忘れてまいりました、誠に恐れ入りますが、どうか船賃を拝借させていただきとうございますが、家へ帰りましたなら、すぐお返しいたしますが」「そんなことは宜いのですよ、私が払いますから」 舟はもう水際へ着いていた。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫
船賃は望み次第出すが……と尋ねてみると、淡白らしい船頭は、城ヶ島なら屈託する事はない。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
「今朝、家を出る時に、急いだものですから、お銭を忘れてまいりました、誠に恐れ入りますが、どうか船賃を拝借させていただきとうございますが、家へ帰りましたなら、すぐお返しいたしますが」「そんなことはいいのですよ、私が払いますから」 舟はもう水際へ著いていた。
— 田中貢太郎 『雷峯塔物語』 青空文庫
流山に來り、汽船に乘りて利根川を下らむと欲し、兩國橋までの船賃を問へば、一人前が二十三錢なりといふ。
— 大町桂月 『春の筑波山』 青空文庫
さて市川に來りて、船賃を問へば、一人前十三錢、はしけが二錢、二人にて丁度三十錢なり。
— 大町桂月 『春の筑波山』 青空文庫
何、船賃なんぞいりますものか。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
それ以外に領事館からも汽船賃その他を立換えてもらったそうだ。
— 内田魯庵 『最後の大杉』 青空文庫
作例 · 標準
島へ渡るための船賃を財布から小銭で支払った。
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往復の船賃が予想以上に高かったため、日帰りの予定をキャンセルした。
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フェリー乗り場の窓口で、大人二人分の船賃はいくらか尋ねた。
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