邯鄲師
かんたんし
名詞
標準
bedroom thief
文例 · 用例
女邯鄲師――それになってしまった。
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
その女邯鄲師のお妻であるが、今度陣十郎と連立って、産れ故郷へ帰って来た。
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
まだお妻がそんな邯鄲師などにならず、この郷に平凡にくらしていた頃から、弁太郎はひどくお妻を恋し、つけつ廻しつして口説いたものであった。
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
爾来弁太郎は附き纏い、長い間の恋を遂げようとし、お妻の現在の身分も探ぐり、恋遂げさせねば官に訴え、女邯鄲師として縄目の恥を、与えようなどと脅迫さえした。
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
女邯鄲師としての悪事の手證を、押えられたための情夫情婦、それゆえ本当の恋ではないと、こう云い訳出来ぬ以上は、そう主水に咎められても、どう弁解しようもなく、お妻は口籠ってしまったのであった。
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
枕探し、女|邯鄲師、そんなようには薄々のところ、実は推していたようなものの、亭主――情夫――陣十郎の口から、今のようにあからさまに云われては、ヒヤリとせざるを得なかった。
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
(何か曰くがなけりゃアならない) それにしても自分というこの女が、女賊、枕探し、邯鄲師、だから他人の寝息をうかがい、抜け出ることも物を盗むことも、殺すことさえ出来るのに、知らぬとはいえそういう自分を出し抜き、抜け出ようとした主水の態度が、どうにも可笑しくてならなかった。
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
そこへ駈け込んだ女|邯鄲師のお妻、「助けて――ッ、皆様、助けて!
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
作例 · 標準
深夜、屋敷に侵入した邯鄲師は、音もなく高価な壺を持ち去った。
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江戸の町では、巧妙な手口を使う邯鄲師の噂が絶えなかったという。
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厳重な警備をかいくぐり、寝室から金品を盗み出した邯鄲師の犯行だった。
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