物種
ものだね
名詞
標準
origin
文例 · 用例
併しそんな悪戯はもう時代おくれで、天保以後の江戸の世界には、相当の物種をつかって世間をさわがせて、蔭で手をうって喜んでいるような悠長な人間は少なくなった。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
それを主人はちらと見て、『何を言っても命あっての物種だ、』と大きな声で独言を初めた、『どうせ自分から死ぬるてエなアよくよくだろうが死んじまえば命がねえからなア。
— 国木田独歩 『郊外』 青空文庫
『命あっての物種だてエ事よ、そうじゃアねえか、まアまア今夜なんか死神に取っ付かれそうな晩だから、早く帰ってよく気を落ち着けて考えるんだなア。
— 国木田独歩 『郊外』 青空文庫
命あっての物種ぢやのう。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
婆さんはまた箱の中へ手をやって一握りの物種を取りだした。
— 田中貢太郎 『蕎麦餅』 青空文庫
だけども、借りた本人は生きているかも死んだかも知らねえんでね、すったもんだをやっていたら、せがれの直筆だという借用証書をつきつけやがって、あげくの果てに、とうとうだんびらをひねくりまわしゃがったんで、命あっての物種と、みすみす千両かたり取られたとこういうんですがね。
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
生命あっての物種だ。
— 猛火の中の私たち 『幕末維新懐古談』 青空文庫
いのちあっての物種!
— 辻潤 『ふもれすく』 青空文庫
作例 · 標準
この珍しい植物の物種を探しに、山奥へ入った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
悪い行いの物種は、必ずどこかで芽を出すものだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
新しいアイデアの物種は、日々の観察の中に隠されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash