八宗
はっしゅう
名詞
標準
the two sects of Buddhism introduced to Japan during the Heian period (Tiantai and Shingon) and the six sects introduced during the Nara period
文例 · 用例
八宗の中にも真言宗には、秘密の法だの、九字を切るだのと申しまして、不思議なことをするのでありますが、もっともこの宗門の出家方は、始めから寒垢離、断食など種々な方法で法を修するのでございまして、向うに目指す品物を置いて、これに向って呪文を唱え、印を結んで、錬磨の功を積むのだそうでありまする。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
尤もその頃|専ら称していた正直正太夫の名は二十二年ごろ緑雨が初めてその名で発表した「小説|八宗」以来知っていた。
— 内田魯庵 『斎藤緑雨』 青空文庫
(この「小説八宗」は『雨蛙』の巻尾に載っておる。
— 内田魯庵 『斎藤緑雨』 青空文庫
私の頭に深く印象しているは「小説八宗」であって、驚くべき奇才であるとは認めていたが、正直正太夫という名からして寄席芸人じみていて何という理由もなしに当時売出しの落語家の今輔と花山文を一緒にしたような男だろうと想像していた。
— 内田魯庵 『斎藤緑雨』 青空文庫
ましてや天台の教えは仏法八宗第一の尊い御教じゃ。
— 江戸に帰った退屈男 『旗本退屈男 第九話』 青空文庫
智目と行足 古来、八宗の祖師といわれるかの有名な竜樹菩薩は、『智度論』という書物の中で、「智目行足以て清涼池に到る」といっておりますが、清涼池とは、清く涼しい池という文字ですが、これは迷いを離れた涅槃の世界を譬えていったものです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
当時の仏教は倶舎、律、真言、法相、三論、華厳、浄土、禅等と、八宗、九宗に分裂して各々自宗を最勝でありと自賛して、互いに相|排擠していた。
— ――予言僧日蓮―― 『学生と先哲』 青空文庫
その他の諸菩薩ないし人師もしくは不了義経を依拠とせる既成の八宗、十宗はことごとく邪宗である。
— ――予言僧日蓮―― 『学生と先哲』 青空文庫
作例 · 標準
日本仏教の歴史において、奈良六宗と平安二宗(天台宗、真言宗)を合わせた八宗は重要な位置を占める。
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八宗の教義を深く学ぶことで、仏教の多様な思想体系を理解することができる。
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この古刹には、八宗を信仰する人々が集まるという言い伝えがある。
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