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おどけ

おどけ
名詞
1
標準
文例 · 用例
彼はいよいよ妙に笑い、「いや、なに、それがねえ、」と少しおどけたような口調で言い、「問題はその進駐軍なんです。
太宰治 パンドラの匣 青空文庫
おどけた口調で)要するにね、食べたいものを何でも、たくさん召上ったらなおるのよ。
―――三幕 冬の花火 青空文庫
「だけどもね、」おどけて、わざと必要以上に声を落して、「おまえは、まだ、そんなに不仕合せじゃないのだよ。
太宰治 姥捨 青空文庫
どうも東北人は、こんな時、猿も筆のあやまりなんて、おどけた軽い応酬が出来なくて困るよ。
太宰治 青空文庫
次の文章は、私の昔の小説の一節であつて、やはりおどけた虚構には違ひないのであるが、しかし、凡その雰囲気に於いては、まづこんなものであつた、と苦笑しながら白状せざるを得ないのである。
太宰治 津軽 青空文庫
その二人の姪が、からみ合ひながら、えへへ、なんておどけた笑ひ方をして出て来て、酒飲みのだらしない叔父さんに挨拶した。
太宰治 津軽 青空文庫
父にも母にも、思うぞんぶんに甘えて、おどけたことばかり言い、家中を笑わせて居りました。
太宰治 千代女 青空文庫
」葉藏は、おどけものらしく眼をくるくると丸くして言ふのである。
太宰治 道化の華 青空文庫