幻辞.com

直門

じきもん
名詞
1
標準
文例 · 用例
此勢に乗ぜよやと、張玉、朱能等、いずれも塞北に転戦して元兵と相馳駆し、千軍万馬の間に老い来れる者なれば、兵を率いて夜に乗じて突いて出で、黎明に至るまでに九つの門の其八を奪い、たゞ一つ下らざりし西直門をも、好言を以て守者を散ぜしめぬ。
幸田露伴 運命 青空文庫
そのような訳合いで健次郎(松本氏)などと違うて私は翁の直門という訳ではない。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
」「見たまえ、こないだわたしは鉄胤先生のところで、天保時代の古い門人帳を見せてもらったが、あの時分の篤胤|直門は五百四十九人ぐらいで、その中で七十三人が士分のものさ。
第二部上 夜明け前 青空文庫
飯篠長威斎直家の直門諸岡一羽の直門弟土子土呂之介に学んだ剣。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
身、幕臣でありながら、道場をかまえて門下を養い、心形刀流を伝えたが、直門二千名に及んだという。
国枝史郎 大捕物仙人壺 青空文庫
直門に、芦質、芦洲、芦総、芦寿賀らが残っていた。
長谷川時雨 神田附木店 青空文庫
この派の弾き手なら、直門の正しい手法といえるだろう。
長谷川時雨 神田附木店 青空文庫
さうして、不肖ながら、其直門として、此新興の学徒の座末に列する事の出来た光栄を、不思議とさへ考へることがある。
折口信夫 古代研究 追ひ書き 青空文庫