美須
みす
名詞
標準
文例 · 用例
孫の成長とともにすっかり老いこみ耄碌していた金助が、お君に五十銭|貰い、孫の手を引っぱって千日前の楽天地へ都築文男一派の新派連鎖劇を見に行った帰り、日本橋一丁目の交叉点で恵美須町行きの電車に敷かれたのだった。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
豹一の成長と共にすっかり老いこみ耄碌していた金助が、お君に五十銭貰い、孫の手をひっぱって千日前の楽天地へ都築文男一派の新派連鎖劇を見に行ったその帰り、日本橋一丁目の交叉点で恵美須町行の電車に敷かれたのである。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
孫の成長と共にすっかり老い込み、耄碌していた金助が、お君に五十銭貰い、孫の手をひっぱって千日前の楽天地へ都築文男一派の連鎖劇を見に行った帰り、日本橋一丁目の交叉点で恵美須町行きの電車にひかれたのだった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
が、一つ停留所を過ぎただけで、もう恵美須町の終点だった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
恵美須町から電車に乗り、日本橋筋一丁目の乗換場所で降りて、谷町九丁目へ行く電車を待っているうち、ふと気が変って足は千日前の方へ向いた。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
Bさんは下り眉の濃い眼尻のたるんだ中老の恵美須顔だ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
」 恵美須面のM重役が、その長い柄の杓子棒をコトンコトンと音さして、立てて、流して、ふらついて来たが、誰もまた立ち上ろうとはしなかった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
刀を立てたるが如きものを仲立岩といひ、惠美須に似たるものを惠美須岩といふ。
— 大町桂月 『妙義山の五日』 青空文庫