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二重三重

にじゅうさんじゅう
名詞
1
標準
twofold and threefold
文例 · 用例
聲も震へ、身も慄いて、私たち二十人餘りを慌しく呼寄せて、あの、二重三重に、白い膚に取圍ませて、衣類衣服の花の中に、肉身の屏風させて、一すくみに成りました。
泉鏡太郎 みつ柏 青空文庫
中野行を待つ右側も、品川の左側も、二重三重に人垣を造って、線路の上まで押覆さる。
泉鏡花 売色鴨南蛮 青空文庫
図書 百年以来、二重三重までは格別、当お天守五重までは、生あるものの参った例はありませぬ。
泉鏡花 天守物語 青空文庫
早く解いて流した紅の腹帯は、二重三重にわがなって、大輪の花のようなのを、もろ翼を添えて、白鷺が、すれすれに水を切って、鳥旦那の来り迫る波がしらと直線に、水脚を切って行く。
泉鏡花 神鷺之巻 青空文庫
眼や口には出来ぬ、鼻でなくては到底ここまで深く現わし得ぬものと見られていた表現でも、それは王の鼻が他の表現機関を巧に使い別けて、二重三重の表現をさせて、その表現の中心に結ばった感じを自分の表現と見せかけたものであります。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
如何なる悪魔の二重三重の底意でもさながらにその鼻に写し出されるのであります。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
偽った鼻の表現の価値がどれ位のものであるか、同時に鼻がその人の二重三重の底意までも如何にデリケートな程度にまで写し出すものであるかという事は、今まで挙げました例証で最早充分に御了解出来た事と思います。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
」 これまで例の口の端の括弧を二重三重にして、妙な微笑を顔に湛えて、葉巻の烟を吹きながら聞いていた綾小路は、煙草の灰を灰皿に叩き落して、身を起しながら、「駄目だ」と、簡単に一言云って、煖炉を背にして立った。
森鴎外 かのように 青空文庫
作例 · 標準
この問題は、二重三重の要因が絡み合って発生した。
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彼の嘘は二重三重で、真実を見抜くのが困難だった。
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この計画は、二重三重の安全対策が講じられているため、安心できる。
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