関跡
せきあと
名詞
標準
文例 · 用例
それをすぐ目に映るようにと、玄関跡と覚しきあたりに焼け煉瓦を置き、その上に名刺を赤い五寸|釘でさしとおし焼け煉瓦の割れ目へ突きたてようとしたが、割れ目が見つからない。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
車夫に鶴子を負ってもらい、余等は滑る足元に気をつけ/\鉄道線路を踏切って、山田の畔を関跡の方へと上る。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
插画は、前版の「書斎の窓から」、「門の前」、「蛙声」「勿来関跡」「嫩草山」をぬき、「恒春園南面」、「門」、「鍬取りて」を加え、他は旧による事にしました。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
うやむやの関跡にて小憩、往時の面影をしのびながら野上村に着く。
— ──専攻科第一類歴史部── 『平泉紀行』 青空文庫
車夫に鶴子を負つてもらひ、余等は滑る足元に氣をつけ/\鐵道線路を踏切つて、山田の畔を關跡の方へと上る。
— 徳冨蘆花 『熊の足跡』 青空文庫
その文に據れば、白河の關の蹟堙沒して、何處をそれと判じ兼ねたりしが、公は歴史、繪圖、詠歌に考へ、地形、老農の言に徴して、此處を關蹟と決定したる也。
— 大町桂月 『白河の關』 青空文庫
其の文の中に、こゝに一町佛あるを見ても、古關蹟の謬らざるを知るべしとあるは、げにもと頷かる。
— 大町桂月 『白河の關』 青空文庫
故關蹟も見ゆれば、南湖も見え、阿武隈川も見え、白河市街の一部も見え、那須山も、旭嶽も、八溝山も、羅漢山も、搦山もすべて見ゆ。
— 大町桂月 『白河の七日』 青空文庫