泡沫夢幻
ほうまつむげん
名詞-の形容詞
標準
transient
文例 · 用例
……實は、一寸下りて蕎麥にしたい處だが、かけ一枚なんぞは刹那主義だ、泡沫夢幻、つるりと消える。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
……嗚呼、世は泡沫夢幻だ――」「――陛下、私は私の最後の血潮が陛下の足下に枯るゝまで、陛下と私の影まで数へて四つになる時まで、私の命はお預け申して置きます。
— 牧野信一 『悲しき項羽』 青空文庫
第二十三 深草の里に老婆が物語、聞けば他事ならず、いつしか身に振りかゝる哀の露、泡沫夢幻と悟りても、今更ら驚かれぬる世の起伏かな。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
世之助 どうせ何でも泡沫夢幻だからね。
— 芥川龍之介 『世之助の話』 青空文庫
作例 · 標準
栄華を極めた歴史上の人物たちの生涯を辿ると、人間の営みがいかに泡沫夢幻であるかを感じずにはいられない。
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定年退職を迎えて誰もいなくなったオフィスを見渡し、バリバリ働いていたあの三十年間は泡沫夢幻のようだったと彼は呟いた。
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大金をつぎ込んで建てた豪邸も、たった一度の地震で崩れ去り、すべては泡沫夢幻に帰してしまった。
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