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掻き傷

かききず
名詞
1
標準
文例 · 用例
兎が、このアルテミス型の少女だつたと規定すると、あの狸が婆汁か引掻き傷かいづれの罪を犯した場合でも、その懲罰が、へんに意地くね悪く、さうして「男らしく」ないのが当然だと、溜息と共に首肯せられなければならぬわけである。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
兎が、このアルテミス型の少女だつたと規定すると、あの狸が婆汁か引掻き傷かいづれの罪を犯した場合でも、その懲罰が、へんに意地くね惡く、さうして「男らしく」ないのが當然だと、溜息と共に首肯せられなければならぬわけである。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
咽喉のあたりに微かに掻き傷の痕がある。
正雪の絵馬 半七捕物帳 青空文庫
愛子は顔や手に掻き傷を受け、髪をおどろに乱しながらも、ようやく葉子の手を振り放して廊下に飛び出した。
有島武郎 或る女 青空文庫
それ迄には勿論双方とも抓り傷引掻き傷の三十ヶ所や五十ヶ所は負うている。
夫婦 南島譚 青空文庫
あの女の喉のところに掻き傷があるが、あれはどうしたんだ』 若者は顔が赤くなったかと思うと、黙っていました。
菊池寛 島原心中 青空文庫
それで、掻き傷ができたというのだな。
菊池寛 島原心中 青空文庫
顔面にはひどい掻き傷が多数あり、咽喉にも黒ずんだ傷と、深い爪の痕とがあって、被害者は絞め殺されたようであった。
THE MURDERS IN THE RUE MORGUE モルグ街の殺人事件 青空文庫