空約束
からやくそく異読 そらやくそく
名詞
標準
empty promise
文例 · 用例
で、何にも当はなかったけれど、其式の負債は直き償却して見せるように広言を吐き、月々なし崩しの金額をも極めて再び出京したが、出京して見ると、物価騰貴に付き下宿料は上る、小遣も余計に入る、負債償却の約束は不知空約束になって了った。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
山師だの山見だのという連中は、熱にうかされた子供みたいなもんだから、アメリカ人の空約束で、ひと財産、つかんだような気になったのでしょうが、苗木の谷になにがあるというんです?
— 久生十蘭 『あなたも私も』 青空文庫
)をして見せようなどという空約束をしないだけの正直さをもつにすぎぬ。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
で、こんなことやそのほかの多くのことを下僕に聞かされると、そういう話はおそらくは正しい警告であったのでしょうが、そういう話につけ加えられた約束というものは完全に空約束だったんです。
— DAS SCHLOSS 『城』 青空文庫
ところが、バルナバスにとっては、それは空約束ではありませんでした。
— DAS SCHLOSS 『城』 青空文庫
そして、最もおどろくべきことは、政治の面で、内閣のからやくそくとすっぽかしに対して、わたしたちの抗議がどんな形で示されているかまるで知らないことです。
— 宮本百合子 『新しい卒業生の皆さんへ』 青空文庫
関東地方では茨城県の筑波とか、遠くは福島県の会津地方のような、田畠がすくないか、または秋の農作のはやく片づく村から、群れをなしてその屋根葺き職の者が出てきて、大よそけんとうをつけ、または前の年からやくそくをして、今年葺きかえる家々を廻っていた。
— 柳田国男 『母の手毬歌』 青空文庫
作例 · 標準
彼の口約束はいつも空約束に終わるから、もう期待しないことにした。
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「すぐに連絡する」と言われたけれど、あれも空約束だったようだ。
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子供に「買ってあげる」と安易に言ったが、それは結局空約束になってしまった。
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