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御客

おきゃく
名詞
1
標準
文例 · 用例
「決して御客様方の人格を疑うような訳ではありませんが、これも職務で御座いますからどうか悪しからず御勘弁を願います」と云う。
寺田寅彦 雑記(1) 青空文庫
このリンクの御客が概して地味で真面目で威張らない人の多いせいかもしれない。
寺田寅彦 ゴルフ随行記 青空文庫
自分が昔現在の家を建てたとき一番日当りがよくて庭の眺めのいい室を応接間にしたら、ある口の悪い奥さんから「たいそう御客様本位ですね」と云って、底に一抹の軽い非難を含んだような讃辞を頂戴したことがあった。
寺田寅彦 新年雑俎 青空文庫
卓の両側に陣取った御客様の前に来るごとに、宜しく召上がれと停車する。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
多分それらの御客と運転手とはお互いに「人」として知合っているせいであろう。
寺田寅彦 静岡地震被害見学記 青空文庫
○○百貨店○○支店の一行は和服が多く、此方は藝者を揚げて三絃の音を響かせて居るが、肝心の本職の藝者の歌謠の節※はしが大分危なつかしく、寧ろ御客の中に一人いゝ聲を出すのが居て、それがやゝもすると外れかゝる調子を引戻して居るのは面白い。
寺田寅彦 伊香保 青空文庫
さあ御客様に一ツお聞かせなさいましなね。
泉鏡太郎 高野聖 青空文庫
こう云う不思議な店へこんな物を買いに来る人があるかと怪しんだが、実際そう云う御客は一度も見た事がなかった。
寺田寅彦 青空文庫