胸が苦しい
むねがくるしい
表現
標準
have a pain in one's chest
文例 · 用例
「胸が苦しいよ、兄さん」 鶴吉は背中をさすりながら、黙つて深々とうなづくだけだつた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
伝三郎が呑み過ぎて胸が苦しいといったので、初乃は塩水を取りに行った。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
こういうことを考え廻らしている間に、憐な気持ち、嫉妬らしい気持、救ってやり度い気持ち、慰めてやりたい気持ち、詰ってやり度い心持ち、圧し捉まえてやり度い心持ちが、その男に対してふいふいと湧き出して来て、少し胸が苦しいくらいになる。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
胸が苦しい、呼吸が苦しい。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
お桐は横になると胸が苦しいので前に靠れ蒲団を置いて坐つて居た。
— 加能作次郎 『厄年』 青空文庫
卓一さんはその時は別に胸が苦しいような様子だったとは聞かなかったのですが」 之ですべては明瞭になった。
— 甲賀三郎 『青服の男』 青空文庫
なんだか胸が苦しい。
— 平田晋策 『昭和遊撃隊』 青空文庫
顔が火のやうにほてり、胸が苦しいほどの動悸である。
— 岸田國士 『荒天吉日』 青空文庫
作例 · 標準
喘息の発作が起き、ゼーゼーと息を切らして胸が苦しいと訴えた。
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締め切った部屋の空気があまりに重く、なんとなく胸が苦しい感じがする。
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彼は階段を駆け上がった後、胸が苦しいと言って手すりに寄りかかった。
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